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ドニー・ダーコ2

まるで一度は完成した綺麗なジグソーパズルをぐちゃぐちゃにされた気分です。

しかもピースがいくつか見当たらないからと別のパズルから別のピースを持ってきて、ぽっかり空いた穴のようなスペースが埋まらないまま、混ざったピースの山が残される。もう完成は不可能!そんな印象。

前作から7年後、ドニー・ダーコの妹サマンサの物語。
「あと4日と17時間 26分31秒…」世界の終わりを告げるのはサマンサでありサマンサではない少女。

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【ドニー・ダーコ】では、ドニーによって”世界は救われた”ように思えたのに。
2では、まるで”ドニーのせいで崩壊した家族”という現在の在り様が描かれ、まず絶望します。

トランポリンで無邪気に飛び跳ねる姿が懐かしい妹のサマンサ。
ダンス好きの活発な少女だったのに、すっかり根暗になってしまった。(影のある美少女とも言えるけれど…)死んでしまった兄の年齢を追い越して、家族と離れて、かつての兄のように夢遊病で、不安定。

旅の途中、車の故障でたまたま立ち寄った街。
旅の道連れで友人のコーリー。二人に親切にしてくれた男ランディ。行方不明の少年。終末の鍵を握る(と思われる)帰還兵イラク・ジャック(ジャスティン)。サマンサに執着するSFオタクっぽい青年ジェレミー。元囚人の神父。神父を崇拝する狂信的な女。

世界の終末を告げられるのではなく、告げる側のサマンサ。
(サマンサの知らないサマンサに)世界の終わりを告げられ『ドニー・ダーコに世界の終末を告げたウサギ』を模した鉄製の仮面を作るジャスティン。

【ドニー・ダーコ】は正しくドニー・ダーコが主人公の映画でしたが、【ドニー・ダーコ2】(原題は、S.DARKO)はサマンサが主人公ではない、メインで在り続けない。主要人物の一人という扱いで、この映画の中で視聴者の目で在り続けないため、ストーリーがぶれぶれな印象でした。




後悔しているからといって、自己満足のためだけにあまりにも簡単に過去を変えてしまう人々。
なんとも落ち着かない気持ちになりました。

死ぬはずが生かされ、生きるはずが殺され、生きたがっていたはずが諦め、暴かれるはずが隠され、 神の采配という言葉で理不尽をコーティングしてしまう。何度も改ざんされ、いくつものパラレルワールドが生まれ、誰かの観測の上では終わる世界と、誰かの観測の上では続く世界。

…いらっとくる映画でした。
期待し過ぎたかなあ!監督が違うから仕方ないのかなあ!
前作の仄暗いファンタジーめいた部分はホラーに、SFっぽい部分はオカルトになってしまった気がします。



世界の終わりとは、自分の死によって自分が見ている世界が消える事、観測者の数だけ世界は存在していて、誰かの世界が終わっても他の誰かの世界は続いていく。~という解釈でこの映画を観ていました。
ドニー・ダーコは、何度もやり直して結局は自分の世界を終わらせる事で他の(愛する人の)世界を終わらせない事を選んだ。自分以外の世界を救ったように見えていたんですが…

2は、まとまりないなぁ。伏線のようでいて意味不明のまま謎ばかり残して終わったなぁ。解決編として3も出るんだろうか?出ないのなら、2は蛇足でしかなかった感じ。

[ 2010/12/15 21:36 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

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