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雨の日の休日に、家でのんびりと観るのに適した良作でした。
息子の13歳の誕生日に、封印した過去とも言える自身の13歳の頃の出来事を家族に話す父親。
回想する。30年前の自分。
もうじき13歳の誕生日だった、あの頃の自分を取り巻く世界。
少年から大人に変わりかけていた自分には、いつまでも子どもの心ままの変わらない大人のともだちがいた。
もどかしい!なんか、色んな意味でもどかしさに心を掻き回される映画でした。
少年は早く大人になろうとするけれど、大人だって不器用で。
大人になれば、なんでも器用にこなせるわけじゃない。うまくいかない物事に立ち向かったり逃げ出したり怯えたり色々で、優しさが空回ったり、愛がすれ違ったりしてしまう。
ともだちが自分より先に大人になってしまう、自分を置いて行ってしまう、知らない人になってしまう。そんな焦りや寂しさは、誰でもいつかどこかで少なからず味わう感情なのかもしれません。
過渡期の物語は、いつまでも過渡期にとどまっているような大人(子どもっぽい自覚のある私)には、なんというか、むずむずします。
でも、キライじゃないんだ、こういう映画も。