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ロスト・チルドレン


夢の中まで、あなたを守ってあげたい。


そんな言葉と。蒼く暗い空と海。煌々とした月を背負う不気味な要塞。船をこぐ怪力男。幼い少女。

…何故か、心を揺さぶる。そんな不思議な力はあったのです。この『ロスト・チルドレン』のジャケットには。

いまだ怖くて観る事が出来ない『アメリ』の監督作品という(店員さんの手書きポップ付きだった)事もあって、私にとっては、試しに借りてみたような作品でした。

ロスト・チルドレン ロスト・チルドレン
ロン・パールマン (2003/02/21)
ジェネオン エンタテインメント

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とある港街。夜な夜な攫われる子ども達。
弟を攫われ必死で探す、体は大きいが中身は子どものように純粋な怪力男。怪力男の一途さを放っておけなくなって世話を焼く、どこか冷めた目をした9歳の少女。

少女の方が、怪力男を守り慈しんでいるように見えます。小さな少女の中に母性を垣間見るような…。

子どもを攫っているのは、人造人間。幼子から楽しい夢を盗んでも、それが途中で悪夢に変貌してしまう度に苛立ち叫ぶ、心を持たない出来損ない。まるで、あたたかい心を持とうとするかのように、楽しい夢を探し続ける。何度苛立ちに叫んでも、また子どもを攫い、夢を探し、盗み出そうとする、憐れな連鎖。


盗まれて悪夢に変貌するグロテスクにシュールにリアルな、楽しかったはずの夢。それを見ているのは、大人になりきれない子どもなのか?子どものままの大人なのか?

夢の中で、「ああ、自分は今、夢を見ている…」と自覚する事は。現実の中で、「もしかして、自分は今、夢を見ているのでは…?」と感じる事と同じくらいに在り得る出来事だと思います。夢の中で、現実の中で、守りたい人はいますか?…そんな、わき道へと思考が脱線しまくる映画でした。想像力を掻きたてるというか、自問自答に至るというか。

この映画そのものの感想だけを言えば、結局なんだかよくわからない。の一言です。その、よくわからなさに浸るための映画なのだと思います。


…とりあえず、『アメリ』への道程は遠い…………と感じました。
[ 2007/02/10 15:22 ] 映画 | TB(1) | CM(0)

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